関節の痛みの原因って?人は関節から年を取るって知っていましたか?

いままでラクにまたいでいた「わずかな段差」につまずくことはありませんか?人は関節から年をとっていきます。考えてもみてください。立つ、座る、歩く、走る。すべての人間活動は、いろいろな関節がスムーズに動くことによって成立しています。あまりに当たり前に動いてくれているので、ふだんは意識もしませんが、関節がなめらかに動いてくれてこそ、私たちは支障なく生活を送ることができているのです。

 


しかし、私たちは 「関節が思い通りに動かない」「動かそうとすると痛む」などのトラブルに見舞われると、とたんにいつも通りの生活を営めなくなってしまいます。腰痛、目や肩の痛み、ひざ痛などに悩まされた経験をお持ちの方なら、よくおわかりいただけますよね。これらの関節が痛むのはつらいものです 痛みがあると、簡単な動作をするのにもいちいち顔をしかめなければなりませんし、思うような動きがとれなくてイライラしてしまいます。それに、行きたいところに行けなくなることさえあります。こういう々関節のトラブルが、その人の老化スビードを進ませるのにとても人きく影響してくるのです。

関節が老化すると行動半径は次第に狭まる

行動にいちいち支障をきたすような状態が長く続けば、その人の行動半径は次第に狭まり、ゆくゆくは家にこもりがちになるでしょう。そうするとテキメンに足腰が衰えます。筋肉が弱り、運動神経の伝達なども鈍くなって、徐々に、立つ、座る、歩くといった「当たり前」の行動が当たり前にできなくなってくるのです。さらに、そうした衰えが進み、各関節をほとんど動かすことができなくなってしまった状態が「寝たきり」です。だから人は関節から衰える。関節が衰えて可動範囲が狭くなると、人の体の動く範囲、行動出来る範囲も狭まります。

そして、それとともに活発に活動する力が失われ、だんだん動けなくなってしまいます。これはなにも、お年寄りだけの問題ではありません。若い人にも大いに関係があることです。なぜなら、関節は若いうちから老化をはじめているからです。たとえば、みなさんは、床に転がった本や地面に落ちたモノ、わずかな段差などにつまずいて転んでしまった経験はありませんか?

いままではラクに飛び越えられていたはずの「低いもの」そんな、楽勝でひょいっとまたげるはずのものにつまずいてしまった経験です。思い当たる人は、関節が衰えてきた可能性大。腰やひざの関節の動きが悪く、足の上がり具合などが微妙に鈍くなっているのでしょう。だから「ラクにまたげる」と思ったものにつまずいてしまうわけです。こういった関節の老化現象は、だいたい40代、早い人では30代から自覚するようになります。


生活習慣の悪い癖が積み重なって若い時分から年々少しずつ衰えていく関節

中高年はもちろん、若い人も他人事では済まされない問題なのです。こういった問題を解決する手段はあります。日頃から関節をセルフケアしていれば、いつまでもスムーズな関節の動きをキープすることが可能です。

関節を常にスムーズに動かしておくケアのノウハウを身につければ、痛みともおさらばできますし、老化の進行も食い止められます。体も軽快に動くようになって、末永く健康な生活を送れるでしよう。関節からのアプローチによるアンチエイジング。これを実践するかしないかで、みなさんが10年後20年後にどれだけ動けるか、どれだけ若くいられるかが変わってくることでしょう。